初詣その3(佐保編)

前回、前々回に続いて初詣編第3弾です。
今までは夜中の出来事でしたが、今回は日中で、家族と初詣へ向かうエピソードです。
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今回は佐保に位置する法華寺と海龍王寺へ向かいました。
ともに美しい十一面観音像で知られ、平城京の端にある古寺です。
まずは法華寺から
今年から拝観料が改定され若干の値上げになりました。近年は大仏殿や唐招提寺(4月から)など拝観料の値上げが話題となっていますが、これは仕方のないことです。
法華寺を簡単に説明すると
東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられ、詳しくは法華滅罪之寺と言いました。秘仏本尊・十一面観音像は全国で7体しか指定されていない国宝仏像です。公開は春・6月・秋にされます。
今回は公開時期ではなかったので本物の観音像は拝めませんでしたが、隣に御前立とでも言いましょうか瓜二つの観音像がお祀りされていました。
また家族のお土産に「御守犬」を買って帰りました。このお守りは法華寺名物として知られ、光明皇后が悪病災難難産を除かんと自ら作り、人々に授けた犬形のお守りが始まりとされます。

さて続いてお隣の海龍王寺へ。
海龍王寺へは法華寺から徒歩5分もかからずに行くことができます。ですから両方お参りされる事をオススメします。
海龍王寺を簡単に説明すると
平城宮跡の端にあることから古くから「隅寺」と呼ばれ、遣唐使として中国に渡っていた海龍王寺初代住持の玄昉が無事に種子島に漂着したことから「旅行・留学の安全祈願」として現在でも多くの人が祈願に訪れます。こちらも秘仏本尊・十一面観音像(重文)が祀られています。
今回はタイミングが良く、公開されていたので間近で見物することができました。
見どころは何と言ってもその美しさこれぞ美仏と言わんばかりの慶派渾身の一作です。
海龍王寺は他にも見所があり、奈良時代に建てられた五重小塔(国宝)は必見です。
天平時代の建築技法を現在に伝え、塔の建築様式の発展をたどる上にも重要であることと、建造物としての五重塔は海龍王寺だけであり大変貴重な塔です。
両方の寺院とも、東大寺や興福寺に比べると小さな寺院はありますが、その雰囲気や歴史などは全く引けをとらない素晴らしい寺院でした。ぜひ皆さんも機会があれば行ってみてください。
【参考】
法華寺
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海龍王寺
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